今回は新しくノートPCを買うなら、どの機種を選ぶかについて検討を深めたいと思う。
現状はデスクトップPCをメインに据え、サブに大学時代から使っているノートPCを残している(どちらも3~4年前のミドル帯の性能なので、徐々に限界が来ている)。
その中でデスクトップを新調しようというのが2024年3月くらいまでの考えであった。
しかし、IntelのCPUが新世代に、グラボもRTX 5000番台が今年後半以降に登場すると噂されていることから、今デスクトップを更新することは時期が悪いと判断し、今年はノートPCを新調する考えに揺らいでいる。
ただし、予算等の別問題もあるが…
この記事では、まず現状の筆者のPC環境と想定する使用用途を紹介したうえで、理想のスペック、PCを見ていきたいと思う。
理想のノートPCスペック
まずは2024年9月現在で想定しているノートPCの性能を見てもらったうえで、この性能を求めている経緯について綴っていこうと思う。(上から重視したい点を順に並べている)
メモリ | 最低32GB |
---|---|
CPU | Core Ultra 7 155H(Core Ultra 5 125Hでも十分?) |
画面サイズ | 14インチ台 |
解像度 | WQHD~3Kほしい(縦横比が16:10、3:2のものだとベスト) |
グラボ | RTX 4050あたり(Intel Arcでも十分か?) |
電源 | 100W ACアダプターで動いたらベスト(最高140Wまで) |
SSD | 最低512GB(できれば1TB) |
拡張性 | Thunderbolt 4がほしい |
OS | YMM4使いたいからWindowsかな(Macも使ってみたい) |
画面種類 | できれば非光沢のIPS液晶が良いが、望むスペックのものはOLED光沢が多い? |
キーボード | USキーボードが良いが、選択肢は少なめ(JISでも許容) テンキーはいらない(14インチ台は基本ないが) |
重量 | 重くても1.6kg前後まで |
バッテリー | 持続時間はそこまでこだわりはない 省電力であれば嬉しい |
予算 | 20万円台前半まで |
メーカー | こだわりはないが、Lenovo・ASUS・HP・DELLかBTOメーカーあたりになりそう |
今のPC環境
まず筆者のPC環境は以下の通り。
デスクトップ 》GALLERIA XA7R-G60S
デスクトップはドスパラのガレリア。コロナ禍で自宅にいる機会が増えたのを機に、コスパが良いとされていたデスクトップをBTOで購入した。
性能は主に、CPUにRyzen 7 3700X、グラボにGTX 1660 Super、メモリは32GB(長らく16GBだった)などとなっている。2024年現在としては高くないスペックだが、軽いゲームや動画編集は余裕でこなせるくらいなので、大きな不満はない。
詳しいスペック
CPU | Ryzen 7 3700X (8コア16スレッド) |
---|---|
グラボ | GTX 1660 Super (Palit VRAM:6GB) |
メモリ | 32GB (DDR4-3200 16GBx2) もともと8GBx2だったが、昨年末に換装 |
マザボ | ASRock B550 TW ドスパラ独自 Phantom Gaming 4がベースらしい? |
SSD | PHISON M.2 512GB |
HDD | Seagate 2TB |
電源 | SILVERSTONE 750W (ATX 80PLUS Gold) |
OS | Windows 11 Home 10からアップデート |
その他 | Wi-Fi 6のネットワークカード、DVDドライブ搭載 |
ノート》ThinkPad X390
ノートはLenovo。大学生時代に持ち運び用で購入し、それを今も使っている(といっても、使う機会は限られる)。
CPUはともかく、メモリがオンボードで8GBしか積んでおらず、ブラウザで複数のタブを開いたり、複数のソフトを開いて作業をしようとすると重くなる。そこがキツイところ。
ただ、このブログの執筆とかネットサーフィン・動画視聴程度なら2024年現在でも問題なく使えるし、Windows 11にも対応しているため、使用用途を限れば十分使用できる。
また、ThinkPadはキーボードが打ちやすく、トラックパッドも非常に快適で、ハードの出来が素晴らしい。同スペックで比較すると値が張るが、快適で使用体験の良いPCが欲しいならオススメ。
詳しいスペック
CPU | Core i5-10210U(4コア8スレッド) |
---|---|
グラボ | CPU内蔵 |
メモリ | 8GB (DDR4-3200) |
SSD | 256GB |
画面 | 13.3インチ タッチスクリーン フルHD IPS ノングレア |
OS | Windows 11 Home 10からアップデート |
重さ | 1.32kg |
その他 | 生体認証なし |
PC、何に使うの?
2台のPCを紹介したが、そもそもPCで何をするのか、自身が確認する意味でも羅列してみる。
今やっている
- ネットサーフィン、動画視聴
- ブログ
- 画像編集
- テレビ録画・視聴
これからやりたい
- 動画編集(予定)
- ゲーム(もっとやりたい)
- VR(ヘッドセットほしい)
この用途のうち、VRや4K60fpsゲーミングなどはデスクトップでないと厳しい面も多い。テレビ視聴・録画は現状のデスクトップでできている。
その他で性能が必要な用途は動画編集となる。どんな動画を作るかにもよるが、自身は高度な編集をするつもりはないので、決してそこまで高い性能は求めない。
デスクトップも3年前に買ったもので、当時からミドルハイ程度の性能であったことから、そろそろ組み直したいという思いもありつつ、一人暮らしを始めてから外に出る機会や地元へ帰省する機会が増え、デスクトップの環境を外にも持ち出したいという思いが強くなった。
ということで、ノートPCをリプレイスしたいと考えている。
ほしいノートPCのスペック、その心の内は?
ここで冒頭に紹介した理想のノートPCのスペックについて、その理由を解説していこうと思う。
解説というかただの妄想ですが
理想のノートPCスペック表
メモリ | 最低32GB |
---|---|
CPU | Core Ultra 7 155H(Core Ultra 5 125Hでも十分?) |
解像度 | WQHDは欲しい(~3K。縦横比が16:10、3:2のものだとベスト) |
電源 | USB-C 100W ACアダプターで性能落ちずに動いたらベスト(最高140Wまで) |
SSD | 1TB(最低512GB) |
拡張性 | Thunderbolt 4がほしい |
グラボ | RTX 4050あたり(Intel Arcでも十分か?) |
画面種類 | できれば非光沢のIPS液晶が良いが、望むスペックのものはOLED光沢が多い? |
画面サイズ | できれば14インチ台 15~16インチでも良いかな |
OS | YMM4使いたいからWindowsかな(Macも使ってみたいが) |
キーボード | USキーボードが良いが、選択肢は少なめ(JISでも許容) テンキーはいらない(14インチ台は基本ないが) |
重量 | 重くても1.6kg前後まで(とはいえ外に持ち運ぶ機会は少なく、2kgまでは許容できるか?) |
バッテリー | 持続時間はそこまでこだわりはない 省電力であれば嬉しい |
予算 | 20万円台前半まで |
メーカー | こだわりはないが、Lenovo・ASUS・HPかBTOメーカーあたりになりそう |
メモリ|最低32GB
メモリは32GBほしい。
多数のアプリやブラウザのタブを開く使い方なので、今のデスクトップでも14~15GBくらいを常時使用している。そのため、16GBだとギリギリで処理が重くなる可能性が高い。
数年使うことを考えれば32GBは必須級だろう。
ちなみに一般的な用途であれば16GBで十分。今どき10万円以下のPCでも16GB搭載は標準になりつつあるので、8GBを選ぶ理由は薄くなっている。長い期間使いたい人ほど16GBにしよう。ここはケチるべきでない。
なお、ノートPCではゲーミング用途であっても16GB標準の機種が多く、カスタムできないパターンが目立つ。無論価格を上げれば32GBになるが、安いPCを探すと32GBの選択は難しいのが2024年8月現在である。
CPU|Core Ultra 7 155H(Core Ultra 5 125Hでも十分?)
続いてCPUなのだが、ここは難しいところで、2024年6月現在でも第13世代Core i7のPCが普通に売っているし、Ryzen 7 8845Hや8840Hの選択肢もある。
Core Ultraは省電力性や内蔵グラフィックスの性能が向上しているという利点はあり、CPU性能も上がっているので悪くはないが、そこまでの性能は必要なのか、難しいところ。
Core Ultra 5 125Hでも十分?と書いたが、Pコアが2コア分減ることになるので、クリエイティブ用途だとUltra 7が安牌と思える。
第13世代i7でも多分問題はない。難しいね。
結局はロマン重視でCore Ultra 7 155Hになりそう。ちなみに省電力な155Uもあるが、性能重視でHを選ぶ。
解像度|WQHDは欲しい(~3K。縦横比が16:10、3:2のものだとベスト)
クリエイティブな作業を行う上で重要なのが画面の解像度。わざわざ優先順位でも高く設定している。
左右にウィンドウを開いて作業するとなるとフルHDでは情報量が少なくなり厳しい(といいつつ現在の環境はフルHDである)。
調べている限りWQHDはあると良さそう。3Kまではおそらく必要ないが、2.8K~3Kのディスプレイを搭載したモデルは存在しているので条件として含めている。
電源|USB-C 100W ACアダプターで性能落ちずに動いたらベスト(最高140Wまで)
ノートPCの場合はACアダプターがコンパクトに収まるかは重要。家で固定された場所で使うのが主なら関係ないが、持ち運ぶ場合は話が別。上記のグラボの性能を抑え気味にしている理由はここにもある。
その中で一つの基準になるのは140W。性能と消費電力のバランスを考えると、2024年では140Wが一つの標準になっているっぽい。
この140W運用、市販のACアダプターでは問題があり、140Wはアダプターのサイズが100Wと比べて肥大化する上に、Windowsでは電圧の上限の関係で140W出力ができず100Wが上限となる(MacBook Proは140Wに対応する)。
ここが難点ではあるが、100Wでも性能が落ちない機種もあるようなので、基本的には100Wで運用することになりそう。100W標準ならベストなんですが。
SSD|1TB(最低512GB)
SSDに関しては1TBが基準となるだろう。
10万円台だと512GB標準のものも多いが、動画編集等をする場合は512GBだと心許ない。
反対に2TB以上は値段が跳ね上がる。必要のない素材は別のHDDや外付けSSD等に逃がす運用をし、外部ストレージに予算をかけたほうが利便性を高めるうえでも良いと考える。
拡張性|Thunderbolt 4がほしい
ノートPCの端子や読み込める記憶媒体は年々薄型化などに伴い少なくなりつつある。
個人的にはUSB-C、特にThunderbolt 4がほしい。
Thunderbolt 4とUSBハブを用いることで給電とデータ・画面の転送を1本のケーブルで行えるため、拡張性と利便性をともに向上させられる。コストの低さに振ったPCではThunderbolt 4が搭載されていない場合もあることから、スペックを確認する際には気をつけたい。
グラボ|RTX 4050あたり(Intel Arcでも十分か?)
グラボについては、Intel Arcの内蔵グラフィックでも悪くはないが、RTX 3050や4050を積んでいる方がエンコード速度などが早くなるため、グラボ付きの機種を考える。
グラボの性能は高いに越したことはないのだが、ノートPCの場合はとりわけ消費電力との兼ね合いがあり、性能が高いと消費電力や温度も上がる。結果、取り回しが返って悪化する可能性がある。
ゆえに、RTX 3050、4050、4060の範囲で探すこととする。
ただ、デスクトップも今後組み直す予定なので、そちらにエンコードを任せるなら、ノートは年々強化されつつある内蔵グラフィックに任せても良い気がする。その分、省電力・軽量になるのならば、専用GPUは割り切る選択もアリ。
画面種類|できれば非光沢のIPS液晶が良いが、望むスペックのものはOLED光沢が多い?
ディスプレイは非光沢のIPS液晶が、長時間の作業と画質のバランスが取れてベスト。
…なのだが、ここまでに上げてきたスペック、特に解像度がWQHD以上となるとOLEDを採用したモデルが圧倒的。発色は良いとはいえ、各社がこぞってOLEDなのを見ると、何かしら採用しやすい事情があるのだろう。
OLEDは発色が鮮やかで黒が白っぽくなりにくいというメリットはあるが、基本的に光沢ディスプレイとなるため、光が反射して映り込むデメリットも生じる。作業の妨げになる可能性がある。
そうは言っても求めるスペックのPCのほとんどがOLEDである以上、ここは妥協せざるを得ない。
リフレッシュレートは120Hzほしい。画面スクロールなどの際の残像が少なくなるからだ。
画面サイズ|できれば14インチ台 15~16インチでも良いかな
画面サイズは、14.0~14.5インチ前後が持ち運びのしやすさと画面領域の広さのバランスとして良さげだと思う。
13インチ台前半だと、どうしても作業スペースの狭さを感じてしまうので、なるべく避けたい。
持ち運びの頻度が少ないことを考えれば15インチ以上でも構わない気もするが、大概15インチ以上は電源容量が大きく、ACアダプターがデカくなりがちなので、そこがネック。
OS|YMM4使いたいからWindowsかな(Macも使ってみたいが)
OSに関しては、私の用途ではWindowsが安牌なはず。Macも使ってみたい思いはあるものの、YMM4など対応していないソフトも多い(合成音声系はWindowsが強い印象)。Macは次の機会に持ち越し。
キーボード|USキーボードが良いが、選択肢は少なめ(JISでも許容)
テンキーはいらない(14インチ台は基本ないが)
この辺からはどの項目も大差ないが、キーボードはプライベートではUS配列に慣れてきたのでUSにしたい。
しかし、日本で販売されているノートPCの多くはキーボード配列の選択オプション自体なく、JISキーボードのみの場合が大多数なので、ほぼ諦めが必要(MacBookは選べる。ThinkPadも選べるがコスパちょい微妙)。
JISでも使えはするので妥協する。
重量|重くても1.6kg前後まで(とはいえ外に持ち運ぶ機会は少なく、2kgまでは許容できるか?)
重量は軽いに越したことはない。ただ、1.3kg前後でも重いし、それより軽いと耐久度や排熱性能、拡張性などが犠牲になる可能性も出てくるため、ここも妥協が必要。
一つの基準はLenovoやMacBook Proの14インチ台の1.6kg前後。このあたりなら性能を要求しつつ持ち運びも十分できるというバランスになる。まあ1.6kgは確実に重さを感じるのだが、リュックでの持ち運びが主なので問題ないはず。
ただ、まれにリュックで運ぶ程度であれば2kgまでは行けるようにも思う。ただ、画面サイズ・性能が大きくなるとACアダプターが…(繰り返し)
バッテリー|持続時間はそこまでこだわりはない 省電力であれば嬉しい
バッテリー容量に関してはスペックシートだけで図れる部分でもないのでなんとも言えず、この優先順位。
なるべく省電力で長くバッテリーが持てば良いという程度。
予算|20万円台前半まで
予算は安いに越したことなく。とはいえ、求められるスペックで調べる限り20万円台前半で購入できそうなので、ここを一つの基準にする。MacBookの場合はM1 Proの中古ならギリギリ買えるかどうか(メモリかSSD容量どちらか犠牲になるかもしれない)
メーカー|こだわりはないが、Lenovo・ASUS・HPかBTOメーカーあたりになりそう
メーカーはスペックを満たしていればどこも選択肢に入る。とはいえ、なるべく多くの条件を満たそうとするとLenovo・ASUS・HPかBTOメーカーあたりに絞られる。
購入候補のノートPCを探してみる
というわけで、ここまでを踏まえて条件になるべく当てはまりそうなPCを探してみた。
候補①|Lenovo Yoga Pro 7i Gen 9(Intel Core Ultra)
ポイント:33点/最高39点(◎=3点、◯=2点、△=1点、✕=0点で計算)
求める条件の目安 | Lenovo Yoga Pro 7i Gen 9 | |
---|---|---|
メモリ | 32GB | 32GB |
CPU | Core Ultra 7 155H | Core Ultra 7 155H |
解像度 | WQHD | 3K |
電源 | USB-C 100W | USB-C 140W |
SSD | 1TB | 1TB |
拡張性 | Thunderbolt 4 | Thunderbolt 4 |
グラボ | RTX 4050 | RTX 4050 |
画面種類 | 非光沢 IPS液晶 120Hz | 光沢 OLED 120Hz |
画面サイズ | 14インチ台 | 14.5インチ |
OS | Windows | Windows 11 |
キーボード | US配列 | JIS配列 |
重量 | ~1.6kg | 1.59kg |
予算 | 20万円前後 | ※2024年9月16日時点 | 21万6590円(税込・ポイントも付く)
ということで、条件に限りなく近いのがコチラ。
前項までで紹介した要求スペックというのも、この製品のバランスの良さをもとに導き出したところがある。用途を踏まえると、一つの基準となる製品だ。
メモリ32GB、GPUがRTX 4050であることでACアダプターが140Wで済む。100Wでも性能を落とさず駆動できそうなので△ではなく◯とした。
Thunderbolt 4を搭載。解像度も(無駄に)3Kあり画面サイズは14.5インチとモバイルノートでは最大級。比率も16:10でちょっと縦長。これで重量を1.6kg以内に収めているのが凄い。
また、ファンがデュアル搭載されているので冷却性能も良さげ。
残念なのは画面が光沢であること。ここはどうしても気になるかと思い△評価。キーボード配列がJISしかないのも残念。どうにかUSを選ばせてくれないか…(JISでも使えはするので◯。というか今回の候補の中にUS配列が選択できる機種なし)。あとはSDカードスロットがないくらい。
このように沢山の魅力が詰まっていながらポイント込みなら21万円前後で購入可能。キャンペーン中ならさらにポイントも付く。今買うなら最有力だ。
候補②|Lenovo IdeaPad Pro 5i Gen 9
ポイント:34点/最高39点(◎=3点、◯=2点、△=1点、✕=0点で計算)
求める条件の目安 | Lenovo IdeaPad Pro 5i Gen 9 | |
---|---|---|
メモリ | 32GB | 32GB |
CPU | Core Ultra 7 155H | Core Ultra 7 155H |
解像度 | WQHD | 2.8K |
電源 | USB-C 100W | USB-C 100W |
SSD | 1TB | 1TB |
拡張性 | Thunderbolt 4 | Thunderbolt 4 |
グラボ | RTX 4050 | CPU内蔵 (Intel Arc) |
画面種類 | 非光沢 IPS液晶 120Hz | 光沢 OLED 120Hz |
画面サイズ | 14インチ台 | 14インチ |
OS | Windows | Windows 11 |
キーボード | US配列 | JIS配列 |
重量 | ~1.6kg | 1.46kg |
予算 | 20万円前後 | ※2024年9月16日時点 | 17万4790円(税込・ポイントも付く)
外付けグラボなしの候補筆頭はIdeaPad Pro 5i Gen 9。
基本的には候補①のYoga Pro 7i Gen 9からグラボをCPU内蔵のIntel Arcとしたような印象。その分電源が100Wに抑えられて重量も若干減るため、取り回しが良くなるのが特徴。それで価格は4万円ほど安い。
ボディの質感などは若干悪くなるものの、メモリや解像度、画面サイズ、Thunderbolt 4など抑えるべきところはしっかり抑えられているのが強み。Yoga Proと異なりSDカードスロットもある。これで17万円台だからLenovoのコスパは高い。
候補③|HP Pavilion Plus 14
ポイント:34点/最高39点(◎=3点、◯=2点、△=1点、✕=0点で計算)
求める条件の目安 | HP Pavilion Plus 14 | |
---|---|---|
メモリ | 32GB | 32GB |
CPU | Core Ultra 7 155H | Core Ultra 7 155H |
解像度 | WQHD | 2.8K |
電源 | USB-C 100W | USB-C 100W |
SSD | 1TB | 1TB |
拡張性 | Thunderbolt 4 | Thunderbolt 4 |
グラボ | RTX 4050 | CPU内蔵 (Intel Arc) |
画面種類 | 非光沢 IPS液晶 120Hz | 光沢 OLED 120Hz |
画面サイズ | 14インチ台 | 14インチ |
OS | Windows | Windows 11 |
キーボード | US配列 | JIS配列 |
重量 | ~1.6kg | 1.44kg |
予算 | 20万円前後 | ※2024年9月16日時点 | 16万9800円(税込・ポイントも付く)
こちらも外付けグラボなしの候補筆頭といって良い。
IdeaPad Proと比較して優れているのは0.2kg軽量、5000円ほど安い点。
反対に微妙な点はキーボードの一番右にPage Up、Page Down等のキーがあり押し間違いの可能性があるところ、SDカードスロットなし。
あとはThunderbolt端子がLenovoと左右反対なので、PCの置き場所で判断するのもありか。
キーボードが一番の懸念材料かな…
その他は?
GALLERIA RL7C-R45-4は非常に良い線を行っている。ディスプレイがノングレアなのは得点高い。有線LANがあるというのも珍しい。しかし、その代償からか、ちょっと分厚く、ちょっと重く(1.8kg)、電源が180W。140Wなら…
まとめ》Lenovoが強い
ここまでノートPCについて検討してきた。結果として、今回述べてきた条件に当てはまるPCとなるとLenovoのPCが筆頭となった。
冬にかけてはIntel Core Ultra シリーズ2の発表などに伴い、新製品も続々登場すると思うが、おそらくLenovoのコスパの優位性は崩れないだろう。
AI PCなどPCに求められてくる条件も変わってくる中で、もしかすると数か月で状況が変わるかもしれないものの、とりあえず2024年9月現在のPCに求める条件としては納得いくまとめができたので、これをもとに選んでいこうと思う。
参考になれば幸いです。最後までお読みいただきありがとうございました。
コメント