別で書いている記事が進まないので、ブログの主題とはずれる趣味の話。
あなたの推しは誰ですか?と聞かれれば、私は「ラブライブ!スーパースター!!(以下スパスタ)・Liella!(個人で言えば鬼塚冬毬だろう)」と答える。
現状で他に推している人やグループはないし、これまでの人生で初めて推しと言える存在になったのがスパスタである。
ここ最近、「せっかくここまでハマった作品があるのであれば、その経緯を振り返ってまとめておきたい」と ふと思い立って、この記事を書いている。
アッと驚くような経緯や考察・発想などは特にないと思うが、気になる方は読んでいただければ幸い。
スパスタにハマった流れ
まずは、スパスタにハマった流れを大まかに時系列で振り返ってみたいと思う(主にこれがやりたかった)
ラブライブ!との出会いは?
さて、人生で初めての推しがスパスタ・Liella!と書いたが、それ以前からラブライブ!シリーズには触れていた。
私は2015年夏ごろから、いわゆる深夜アニメを視聴するようになった(きっかけは「Charlotte」だったはず)。その後、2015年12月までのどこかのタイミングでラブライブ!(以下、μ’s関連は「無印」とする)を知り、翌年(2016年)のEテレの再放送で、初めて無印を視聴することとなった(直前の紅白歌合戦も見た)。
このときに、ラブライブ!の楽曲の良さやアニメの面白さを知ったのだが、ご存知のとおりμ’sは3月31日、4月1日を持って活動にいったんの区切りをつけた。
その同時期に始まっていたのがラブライブ!サンシャイン!!(以下サンシャイン)。ラブライブ!の良さを無印で感じた私は、サンシャインを追い始めた。
アニメはリアタイしており、その他でいうとキャストの生放送を見ていた。
アニメは賛否両論あったようだが、個人的には面白かったし、無印のようには行かない展開も含めて好きな作品である(楽曲はユメユメ、未熟DREAMER、HAPPY PARTY TRAIN、Landing action Yeah!あたりが好き。見事に初期のほうですね…)。
とはいえ、無印もそうなのだが明確に推したいメンバーやキャストがいるわけでもなく(何となく鞠莉あいにゃは気になっていた記憶がある)、ライブに行きたいとまでは思えていなかったのが正直なところである。
そして、サンシャイン2期の時期には体調を崩したり、その後に受験などがあったこともあり、ラブライブ!、ひいてはアニメ自体から離れた。
このまま人生が進んでいれば、スパスタには出会っていなかった可能性が高かった。
再びアニメを見るようになり、スパスタとの出会いへ
その後、大学に入ったあとはゲームなど他の趣味への興味が復活したものの、アニメからはほとんど離れていた。
再びアニメを見るようになったのは2020年の感染症で在宅の時間が増えたこと。それまで往復4時間あった通学時間がなくなり、授業もリアルタイムだけでなくオンデマンドのものが登場。バイト先も飲食店だったため時短営業となり、自由時間が増大した。
ここで勉強やスキルアップでもしていれば良いのだが、まあそんなことは ほとんどせず深夜アニメを再び見るようになった。
大きな転機となったのは2020年10月、ラブライブ!虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会(以下虹ヶ咲)のアニメ1期の放送が始まったこと。
結果的に言えば虹ヶ咲にハマったわけではないのだが、この作品でラブライブ!の面白さや楽曲の良さを知るようになった。
とりわけ『NEO SKY, NEO MAP!』は大好きな曲で、個人的ラブライブ!シリーズEDランキングでユメユメに次ぐ第2位を獲得しているくらいには名曲だと捉えている。(後はツナガルコネクト好きです)
そんなこんなでラブライブ!熱がほんのちょっと再燃していたのだが、この頃はスパスタの存在は知らなかった(2020年9月に1期生5人のキャラクターが発表されていた)。
ただ、Googleの検索履歴を見てみたところ、2020年12月13日に「ラブライブスーパースター」と検索していたようである。この翌日に1期生キャストが発表されたわけだが、そこは追っていなかったようだ(いったい何を調べていたんだ私は…)。
その後、スパスタにハマった明確なタイミングは、実ははっきりしない。
恐らく2021年5月ごろ。始まりは君の空のリリイベの前後か終わった後のあたりだと思われる。
きっかけも不明なのだが、YouTubeで君空のMVかキャストの生放送かを見たのがきっかけかなあと思われる。
というわけで、肝心の経緯ははっきりしなかったが、この段階で魅力に感じていた部分を羅列してみる。
デビューシングルの楽曲についてはすべてが私の好みだった。これまでのラブライブ!シリーズでは そんなことはなかった。正直ほかのシリーズと明確な違いがあるのかは分からないのだが、とにもかくにもLiella!の楽曲が、スパスタを推す明確な理由の一つになっているのは間違いない。
そして、キャストの生放送である。
まず、一般公募のキャストがいるというのが驚きだったが、声が素敵で可愛くて、一躍推しになっていた記憶がある。Liella!は比較的私と同年代のキャストで構成されており、親近感を覚えていたとも考えられる。
そうしてスパスタが気になり始めた矢先にアニメ1期の放送がスタートした。
アニメ放送が始まり、スパスタ沼に落ちる
2021年7月にアニメ1期が始まった。
1話でほぼ落とされかけていたと思う。ラブライブ!シリーズのアニメ1話というと、主人公がポジティブな思いで高校に入学するケースが多かったはず(その後いろいろあって3話のライブまで進む)。
ところが、スパスタは主人公かのんが、入学にネガティブな様子が展開される。スクールアイドルを始めたいという思いを持っているのも主人公ではなく、クラスメイトの可可。そのような新鮮さがありながらも、1話の最後でかのんが決意して披露される未来予報ハレルヤ!。流れが完璧すぎるし、この未来予報ハレルヤ!が名曲中の名曲だから間違いない。ヨッシャー!ですよヨッシャー!。さまざまな意味で衝撃を受けた曲です(これまでライブで泣いたことはないが、今後ハレルヤが披露されたら泣くかもしれない)。
もうこの時点で2話以降の視聴は確定した。1期生の推しもかのんになった。
3話のTiny Starsも大好きな楽曲。4話以降は個人的な感情として紆余曲折もあったのだが、全体としては面白い作品だと感じており、すでにハマっていた。
アニメの途中には1stライブツアーも発表された。しかし、当時はライブに行こうとまでは考えていなかった。今にしてみれば行けるところだけでも行っておけという話ではあるのだが、出不精なのとそこまでお金をかけられないという事情もあり、とりあえず配信で参加することを決めた。
このライブの配信視聴が、スパスタを推すことを完全に確定させるものだった。
1stライブツアー群馬公演Day1を配信で視聴
得てして1stライブ初日の公演を見ることにしたのだが、そもそもAqoursのときはライブに参加する手段は現地かライブビューイングだった。当たり前ではあるのだけれど、どこかに足を運ばねばならなかった。今となっては苦労もないが、当時は学生で遠出しようという熱量もなかったので、ライブを見る機会はなかったのである(テレビでのパフォーマンスくらいか)。
そう考えると、さゆりんやのんちゃん初め、高校生で追っていた方の熱意には感嘆する。
それが、感染症によって配信という手段が加わった。これがなかったら、スパスタの推し方は違っていたかもしれない。
とにもかくにも、この1stライブツアーの衝撃は凄まじかった。最も感動したのはセトリ。ただパフォーマンスを披露するのではなく、アニメのストーリーに合わせて人数が増えていき、カップリング曲が合間に上手く組み合わせられて、新たなストーリー性を感じられる。そして、アニメ挿入歌への感じ方も変化する。ラブライブ!のライブの魅力に触れた瞬間だった。
キャストのパフォーマンスにも触れたい。スタドリを聴いた瞬間「え? これ音源じゃないの?」と思わせてくれるほどに完璧な歌とダンス。しかし、生歌なのである。しかも5人全員、違和感がない。5thライブまで経った現在では当たり前のようになりつつあるが、到底当たり前なことではないだろう。
それでいて曲数も20曲ほど。5人だから他のユニットよりは少ないのではないかという憶測も当時はあったが、そんなことはなかったし、最後までパフォーマンスが衰えるなんてこともなかった。まだ始まって1年程度しか経っていないコンテンツであるにもかかわらず。
このライブを見て、私は「絶対に現地でパフォーマンスを見たい」「できる限り推し続けて、大きくなっていくLiella!の姿を見届けたい」という願望が湧いてきていた。
4th千葉公演で悲願の現地参加
それで即現地参加…とはならず、そもそも外に出ること自体へのモチベーションが低かったことや、金銭面の余裕がなかったこともあり、なかなかイベントに参加することはなかった。(2期生は自己紹介動画の時点で四季ちゃんの声に感銘を受けて、四季ちゃん、くまちゃん推しになった)
色々あって上京してから、時間的にも金銭面的にもイベント参加がしやすくなった。初めてキャストを見たのは2023年4月のラブライブANNGの公録。ふりりん、さゆりん、えもりんを後ろの方から見ることとなった。本当に実在するんだ…という気持ちと、余りの可愛さに「もっと近くで、歌って踊る姿を見たい!」という想いがより強まった。
そして、3期生も加入しての初のナンバリングライブとなる4thライブ千葉Day1が人生初のライブ参加となった。
席は端っこで、フラットな幕張メッセでは直接キャストの姿を見ることはあまりできなかったものの、一緒の場でライブを共有しているというだけでも感激した。(さくちゃんの例の自己紹介も聞けたし)
そこからは現地参加のハードルも低くなり、キャスト個人のイベントやお渡し会などにも参加するようになっていったとさ。おしまい。
……
いや、終わらないです。まだまだ続きます。
なんでスパスタにハマったのか
推しという存在は、私の人生の中では長らく存在しなかったのだが、スパスタはその空いていた穴に入り込んできた。
なぜなのか考えてみたときに一つあるのは「私を叶える物語」なのかなと考える。
無印やサンシャインは「みんなで叶える物語」のキャッチフレーズのとおり、廃校を阻止するためという目標があり、メンバー全員がそこに向かってスクールアイドル活動をしていた。
それに対してスパスタでは、新設校である結女に生徒を集めて廃校を阻止する目的もあるものの、そこは主軸としては描かれていない(と思っている)。では何が主軸なのかというと、個人個人が自分の成長であったり夢を叶えたりすることだと想像する。個々人が抱えるさまざまな問題や葛藤、新たな目標に対して、その個人だけでなく他のメンバーがアクションを起こして、試行錯誤しながら より良い方向へ持っていこうと努力する様が描かれている。
そこに共感と感動があるのではないだろうか。
その様子が3年に渡って描かれ、後輩が入ったり新たなライバルが登場したりして、環境が変化しながら成長していく。
そのようなしっかりとした軸はアニメだけでなく、スパスタのライブなど各種展開や楽曲等にも影響を与えているはず。だからこそ、火がつきにくく熱が入っても冷めやすい私でも、期待を裏切られず、かつワクワクしながら3年以上追い続けることができているのかなと推察している。多分。
アニメ3期はどうなるのか。その後の展開は…
ここまでスパスタを追う経緯をダラダラ綴ってきた。当初は7月中に書き終えようとしていたら、いつの間にか10月6日になっていた。
何を隠そう、きょうはスパスタ3期1話の放送日である。2期12話から実に2年。この時がついにやってきたかと思うと楽しみで楽しみで仕方ない!
4thライブの幕間をきっかけに推しとなった鬼塚冬毬ちゃんが喋って、動いて、歌って、踊る。もうこれだけでも嬉しいのだが、実際どのように冬毬ちゃんが描かれるかは分からない。
たった12話ですべてを描ききれる気はしない。3年生はかのんが(一時だとは思うが)脱退、私を叶える物語である以上、進路の問題もあるだろうし卒業もある。2年生は後輩が加入し、先輩の卒業に向けてどうするか、四季メイのお話もある。1年生はどうLiella!に合流するか分からず、Liella!との絡みや深堀りもほしい。Liella!の連覇に向けてこういった話を絡ませながら描かれるストーリーとなるだろうと思われるが、これ以外にも描いてほしい要素はあるし、未知の展開も期待される。
どちらにせよ、3か月後にはすべてが終わっている。1話1話をしっかり見届けたい。1期2期はアルバイトの関係で録画視聴が基本だった。実況しながら見られるのが楽しみだ!
その後の展開は、6thやユニット、映画などはあるだろう。どうなるかは分からないが、より冒険するようなコンセプトの企画や楽曲も増えるのではないか。ただ、何があってもLiella!の色は残し、活かしてくれる、そう信じられる2年間だった。
これからも、よろしく! Liella!
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